09年の低空飛行は08年の3割増しとなった。ここ10年では3番目の飛行機数だ。
四国を貫くオレンジルートを飛ぶ機数は微増、乗鞍を超えるブルールートと中国山地を貫くブラウンルートが大きく増え、東北地方のグリーンルートが減った。
ブルールートの飛行機数が3倍近くに増えたことは、乗鞍から上高地に向かう戦闘機の目撃情報が増えたことでも裏付けられる。
機種別にみると、EA6B、ホーネット、スーパーホーネットのいずれも50機から60機の間におさまっている。飛行隊別にみると、F型スーパーホーネットの飛行隊
が最大で、次がプラウラ―飛行隊だ。1飛行隊あたりの配備機数が半分以下のプラウラ―部隊の低空飛行訓練の密度が高い。
(RIMPEACE編集部)
2010-2-6