2010年 米陸軍機の飛行状況









在日米陸軍司令部のあるキャンプ座間には固定翼機が離着陸できる飛行場がない。キャスナ―・エアフィールドはヘリ専用の離発着施設だ。 米陸軍の第78航空大隊のUC35ジェット連絡輸送機は、厚木基地をベースに飛行活動を行う。在日米陸軍司令部や第1軍団前方司令部のスタッフたちが、嘉手納やオーサン などに向かう時に厚木基地を使う。

陸軍機が厚木を離陸した機数は、2010年は前年の半分近くまで減少した。2007年の水準となっている。米軍再編に係る米陸軍の動きが 一段落したための、輸送・連絡機の発着の減とも考えられる。
行き先は嘉手納が全体の5割以上を占め、オーサンがその4分の一だ。嘉手納がトップでオーサンが2位という傾向には変わりが無い。
嘉手納には米陸軍のPAC3部隊が展開し、また隣の読谷村には米陸軍特殊部隊の基地、トリイ・ステーションがある。

(RIMPEACE編集部)


  • 2010年月別飛行機数(艦載機、それ以外)
  • 低空飛行訓練状況
  • 対地攻撃エリア(渋川上空)出撃状況
  • 硫黄島への飛行状況

    2011-2-12