前年より大幅に減った2010年の低空飛行とほぼ同じペースで、2011年も推移したが、12月に入り突然低空飛行が増えた。ジョージ・ワシントンが定期修理中
、極東をカバーするはずの空母が中東に動員された。ジョージ・ワシントンがいつでも定期修理を中止して朝鮮半島に出掛けられる態勢をとりつつ修理を進めていた。
艦載機も同じくすぐに対応できる態勢を維持して、さまざまな訓練をハイペースで行っていた。その一つが低空飛行訓練だった。
12月に80機が低空飛行に出発したほか、翌2012年1月も約40回、厚木から艦載機が低空飛行訓練に出かけた。空母が修理を終わって出港する前に行う訓練が前倒しに行
われた、と見られる。
(RIMPEACE編集部)
2012-3-18