小学校も目標? F16の爆撃訓練

ルート図にあったターゲットの地図
上記の図を色分けしたもの
5万分の1地形図「上ノ国」より

報告書の中に、飛行ルート図があった。その最終目的地(三角印)には、5万分の1の地形図の拡大コピーが張りつけてあった。灯台の記号に1、桟橋に2、学校のマークのすぐ下の建物2棟にそれぞれ3、4の番号がふってある。事故機を含む編隊は4機だった。予定通りなら、4機がそれぞれこの目標を狙って、「高高度から降下しながら爆弾を投下する(訓練を行う)」(事故機の編隊のリーダー)はずだった。
爆撃目標として、学校(またはその近くの建物)が設定されている。ひどい話だ。なお、この学校は上ノ国町の大崎小学校。無人の灯台からは50メートルほどのところにある。
「年に十数回、いずれも松前の方から飛来して、上空で旋回していく。ひどい時は100メートル位の高さで、パイロットのゴーグルが見える。飛んでくると授業にならない。昨年から来だしたようだ。
このあたりで大きな建物は小学校だけ。あとは出来たばかりの「あわびセンター」だけだ。」(大崎小学校教頭先生の話)
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