在日米陸軍司令部のあるキャンプ座間は厚木基地に近い。そのため陸軍の司令部要員などが沖縄や韓国に行くときには、厚木基地から陸軍の輸送・連絡機で飛び
立つ。
陸軍機が厚木を離陸した機数は、08年には前年の2倍超となった。
キャンプ座間に第1軍団前方司令部が発足したのが2007年12月19日で、それ以降司令部要員を増やしてきた動きに呼応して、陸軍固定翼連絡輸送機が使う厚木基地での飛行が
増えたとみられる。
行き先は嘉手納が07年の2倍強の42機、オーサンは3倍強の33機だった。
07年末にキャンプ座間で立ち上げられた第1軍団前方司令部の視線は、沖縄・韓国を経て世界に向けられている。
(RIMPEACE編集部)
2009-2-8