2.情報収集艦は引き続き減少

海中に潜む潜水艦を追跡する音響測定艦の寄港は2006年から目立ち、2009年以降急激に増加し2010年には39回寄港していた。しかし2019年以降は急減し、22年は0隻、23年は1回、24年も1回と減少している。また、測量(海洋調査)艦は2004年には32回を記録したが、同様に減少し23年は1回、24年は1隻2回の寄港にとどまった。弾道ミサイル観測艦は23年と同様に1隻が2回寄港した。

音響測定艦と測量艦は活動拠点を横浜ノースドック、フィリピン・スービック、シンガポール・センバワンなどに移っており、当面、寄港が増加するとは思われない。

弾道ミサイル観測艦ハワード・O・ローレンセンは2回寄港したが、いずれも燃料と物資補給のためと思われる。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)


米海軍佐世保基地の動き=2024年= はじめに
1.母港艦船の動き
3.補助・補給艦は
4.戦闘艦の動き
5.高速輸送艦・揚陸補助艦
6.朝鮮国連軍参加国艦船
2024年 寄港艦船の一覧


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