佐世保母港艦船の動き


艦隊の動き
揚陸艦隊は例年のとおり新年休暇が明けた後、1月中旬からさまざまなトレーニングを行ったが、もっぱら沖縄近海(フィリピン海)から西に出ることはなく、日本列島東方海上で行われたアイアン・フィスト訓練に米海軍からアメリカ、アシュランド、グリーンベイが、海上自衛隊から揚陸艦(輸送艦)「おおすみ」、掃海艇「あくしま」「ひらしま」が参加した。

6月以降はオーストラリアで隔年ごとに開催されているタリスマン・セーバー訓練にアメリカ、ニューオルリンズ、グリーンベイの3隻がそろって参加し、オーストラリア東部の各地に寄港した。

昨年同様、訓練前後に航海中の艦船が密集したフォーメーションで写真に写る「PHOTOEX」が目立っていた。

掃海艦は韓国南部の釜山や同鎮海(チネ)東部の麗水(ヨス)にそれぞれ出かけ、7月、10月、11月には韓国海軍と共に多国間対機雷・爆発物処理訓練(MINEX-EODEX)を行っていた。7月中旬から8月中旬には青森県陸奥湾などで機雷戦訓練及び掃海特別訓練が行われ、イタリアとインドからも要員が参加した。10月に韓国・プサン周辺で行われた多国間掃海訓練「Multinational Mine Countermeasures Exercise 」にパイオニア、ウォーリアー、チーフが参加した。また、11月14日から宮崎県沖の日向灘で行われた日米共同掃海訓練(MCMEX)にパトリオットが参加した。

佐世保を母港としている艦船で、参加した訓練や海外の主要な寄港地などが判明したものは次の表のとおり。


(RIMPEACE編集委員・佐世保)


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2023年 寄港艦船の一覧


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