戦闘艦の動き

原潜寄港が復活
新型コロナ感染症の拡大を受けて減少していた原潜の寄港回数が増加している。この数年、寄港地を選別して寄港していたようだが、再び活動が目立ってきている。国内では横須賀に5隻が10回、沖縄・ホワイトビーチに11隻が20回、佐世保には3隻が5回寄港した。停泊日数は横須賀が長期(5.5日/隻)で、佐世保(2日/隻)、沖縄(1.05日/隻)となっており、従来と同じパターンが続いている。

ちなみに佐世保に寄港した原潜は、グアム準州アプラに配備されている2隻(アッシュビル、ジェファーソン・シティ)とハワイ州パール・ハーバーに配備されているイリノイだった。





駆逐艦や巡洋艦の寄港は増加
2016年以降、駆逐艦や巡洋艦、沿海域戦闘艦など洋上戦闘艦の寄港が増加傾向にある。背景には中国との間で緊張が高まっていることがあるのだろうが、駆逐艦や巡洋艦が南シナ海や東シナ海で「航行の自由作戦」と称して展開した後、佐世保に寄港することも多い。駆逐艦がSAG(洋上作戦群)として行動したりCSG(空母打撃群)として寄港している。

新型肺炎の影響があるようだが、2019年は18回、2020年は9隻が11回、2021年は8隻が13回、22年は14隻が24回寄港したが、23年は巡洋艦1隻が1回、駆逐艦は10隻が19回、航空母艦1隻が1回寄港し、合計21回なった。

寄港した巡洋艦と駆逐艦のうち7隻(15回)が横須賀に配備されている。

(RIMPEACE編集委員・佐世保)


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