相模補給廠内の戦闘指揮訓練センター

建設業者の募集手続きが始まっている

10月19日に米陸軍技術本部から、相模補給廠の戦闘指揮訓練センターの建設業者募集の事前告知がされた。FBO(Federal Business Opportunities) が公示した事前告知によれば、日本に拠点があり日本国内で建設工事を行うことが認可されている業者に限る、となって いる。

10月末に訂正されて現在有効な告知によれば、正式の募集要項は11月14日ころに出される、応募の締め切りは09年1月23日、 契約額の範囲は日本円で10億円から25億円の間であること、などが示されている。
戦闘指揮訓練センターのアウトライン−2 戦闘指揮訓練センターの世界的な配置と、相模原のセンターの位置付け(08.6.17)で述べたように、コンピュータや備品などの納入を担当 する業者が訓練センターで活動を開始するのは、2010年10月と米軍は予定している。09年1月の応募締め切り、建設業者の確定の後、 約1年半で訓練センターが建設される、というスケジュールなのだろう。

この建設業者選定に「関心を示している」業者のリストもある。米国に本社のある会社も含めて18社がこのリストに載っている。日本の 業者ではスーパーゼネコンの大林組(都内港区に東京本社)のほか中堅のゼネコン鴻池組(大阪市北区)、東急建設(都内渋谷区)、五洋 建設(都内文京区)や沖縄市登川のNIPPOコーポレーション、また管工事や送電線工事を行う中小の業者もリストに載っている。

(RIMPEACE編集部)

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    '2008-11-23|HOME|